ヘアロス?抜け毛、薄毛の原因はヘアサイクルにあり!原因を知って改善しよう!

ヘアロス?抜け毛、薄毛の原因はヘアサイクルにあり!原因を知って改善しよう!

このページでは抜け毛、薄毛の原因である「ヘアサイクル=髪の毛の生える仕組み」と、改善策についてまとめています。

抜け毛や、薄毛に悩んでいる方、育毛を考えている方は、ぜひ記事をご覧ください。

はじめに

抜け毛、薄毛の原因と改善策を知りたいのに、ヘアサイクルとは?と思われるかもしれませんが、とても重要なんです。

結論から言えば、ヘアサイクルを整える事が出来れば、抜け毛、薄毛は最小限に留まり、豊かな髪になります。

抜け毛、薄毛に悩んでいる方はヘアサイクルが乱れていると言えます。

なぜヘアサイクルが乱れてしまうのか?

どうしたら乱れたヘアサイクルが整えられるのか?

基本の情報を踏まえて、結果の出せる行動をとっていきましょう。

ヘアサイクルとは

約10万本あると言われている髪の毛ですが、成長の仕方はそれぞれの毛穴によって違い、4つの時期に分かれています。

・成長期=髪が伸び続ける時期

2~8年 85%

・退行期=髪が抜けるのを決める時期

3週間 1%

・休止期=髪が抜け出し、新しい髪を作る時期

2から3ヶ月 14%

・発生期=髪が抜け、新しい毛が生え始める時期

これら4つの時期を1サイクルとして「ヘアサイクル」といいます。

いっぺんに生えては抜けて、を繰り返すのではなく、それぞれの毛穴ごとに違っているため、常に毛の量を維持しながら生え変わっています。

このヘアサイクルが正常に回っていくことが、髪の密度を保つ上で非常に重要になります。

ヘアサイクルの期間

1ヘアサイクルの期間は男女で違っていて、女性で4年~6年男性で3年~5年といわれています。

約5年で生え変わり1ヘアサイクルが終わり、2ヘアサイクルになる訳です。

30歳の方は5年周期のヘアサイクルだった場合、7回目のヘアサイクルに突入します。

40歳の方は5年周期のヘアサイクルだった場合、9回目のヘアサイクルに突入します。

ヘアサイクルの回数

ヘアサイクルの回数は決まっていて、人の一生のうち、20回~25回といわれています。

ヘアサイクルの回数は永遠ではないんです。

1ヘアサイクルが5年、

ヘアサイクルの回数を25回として計算すると、、、

5年×25回=125歳

125歳まで髪は生え変わり続けます!

逆にそんなに生きてられないかも笑

ヘアサイクルの短い男性で計算しても、

3年×20回=60歳

還暦まで髪があります。

なのに、20代から髪の毛が、、、

年々髪の毛が弱くなっている、、、

上と横の毛の厚みが違う、、、

薄くなってきてる!?

なんて、少しづつ変化が現れますよね。

これはヘアサイクルが乱れてきているんです。

なぜヘアサイクルが乱れると髪に変化が出るのか??

ヘアサイクルが乱れると

・成長期=5年経たずに休止期に入る

・休止期=1%より増えるので髪が少なく見える

・退行期=14%より増えるので髪が少なく見える

・発生期=次の毛が出てきにくくなる、生えてきたときに細毛になっていく

といった変化が起こり、毛穴の数はちゃんとあるのに、ヘアサイクルが乱れて髪が作られないため、髪が少なく見える

という状態になってしまうんです。

10万本生える毛穴はあるのに、毛穴が機能しないため10万本生えないんです。

このヘアサイクルが乱れ、髪が少なくなってきている状態を「ヘアロス=髪を失う 」といいます。

反対に、ヘアロスの状態を改善する行為を【アンチヘアロス=髪を失うのをやめる】といいます。

ヘアロスの方は3~5年を経たずに1ヘアサイクルが終わって、次のサイクルに入ってしまいます。

1ヘアサイクルが短いまま終わってしまうんです。

ヘアサイクルには限りがあるので、短く終えてしまうと一生を終える前に、髪の一生が終わってしまうんです。

どのくらいヘアサイクルが縮まるのか?

1ヘアサイクルがどのくらい縮まってしまうのかは個人差がありますが、最近の研究では最短で6ヶ月まで短くなってしまった例が判明しました。

6ヶ月でヘアサイクルを計算してみると、

6ヶ月×20回=120ヶ月

120ヶ月÷12ヶ月=10年

10年!!!!

ヘアサイクルが乱れるのは早くて25歳前後からなので、10歳で髪がなくなってしまう方はいませんが、

25歳まで5年×5サイクル=25歳

25歳から6ヶ月×20サイクル=120ヶ月=10年

の方の場合、35歳でヘアサイクルを終えます。

恐ろしいですよね。

極端な例ではありますが、このヘアロスにも原因があり、原因には改善策を打てます。

髪を維持したい、このまま薄くなるのはいやだ、人前で自信を持ち続けたい、という方は原因を理解して、改善策をとっていきましょう。

ヘアロスの種類

ヘアサイクルが乱れるヘアロスには、反応性脱毛症進行性脱毛症に、分かれます。

それぞれ原因と改善策も違います。

最近変化がでている方→反応性脱毛症(急性タイプ)

前から継続的に変化が出ている方→進行性脱毛症(慢性タイプ)

現在から未来への推移は、

①反応性だけで落ち着く方

②反応性から進行性に変わってしまう方

③進行性が始まっている方

3パターンに分かれます。

①の反応性だけの方は短期的なアンチヘアロスで落ち着きますが、

②や③の進行性になってしまった方はアンチヘアロスを継続する必要があります。

進行性の言葉の通り、食い止めないと脱毛し続けます。

それぞれの脱毛症別に原因と対策をまとめていきます。

反応性脱毛症とは

反応性脱毛症とは、2~3ヶ月前の出来事が原因で起こるヘアロス

脱毛の仕方

頭頂部に多くみられる。髪の毛の30%くらいが突然ヘアサイクルの休止期の状態になってしまい、原因の2~3ヶ月後に多量の脱毛が起こる。

原因

季節要因、産後、ストレス、疲れ、バランスの悪いダイエット、病気、手術などの影響により、血管要因である毛乳頭付近の血流の不足栄養要因である、髪の成長に必要な栄養成分の不足によっておこる。

改善策

血管要因である血流を増やし、必要な栄養を毛根まで届ける

運動や入浴など血液の循環を良くする事が重要です、

環境要因を継続しないよう、緩和する。

忙しい、ストレスが多い、睡眠不足、などの環境を続けてしまうと進行性に移行してしまいがちです。

適度に休んだりして環境を整える事も重要です。

 

進行性脱毛症とは

進行性脱毛症とは、遺伝、ホルモンなどによって起こり、男性に多くみられる、慢性型のヘアロス

脱毛の仕方

M型、O型に分けられる

原因

血管要因

血流の不足髪も血液から養分をもらい育っていきます。

頭皮の毛穴は毛細血管から養分をもらうのですが、加齢とともに頭皮は薄く、硬く、血流が滞りがちになります。

血流=養分の少なくなった毛穴からは強い毛は生えず細毛に、見た目は薄くなっていきます。

ホルモン要因

20代後半から5@リダクターゼという酵素が出始めてきます。

この酵素は男性ホルモンのテストステロンとくっつくとジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンに変わり、DHTは細胞分裂して毛を作っているところに細胞分裂をやめる信号を出していきます。

また過剰な皮脂の分泌を促します。

なので酵素の出ている部分は髪が育たなくなり、細毛、薄毛、ベタつきになります。

ベタつきも頭皮環境を悪くして細毛の原因になります。

M字、O型の部分はこの酵素が多く出ている部分になります。

Mの方はMの部分に5@リダクターゼが分泌され、

O型の方はOの部分に5@リダクターゼが分泌されているためGHTに変化しヘアサイクルを乱しています。

組織的要因

組織の低下は加齢とともに皮膚の中の細胞間物質が少なくなり髪を作る養分が少なくなっていく事で、頭皮、髪が衰えていきます。

また代謝が落ちる事も影響してきます。

 

改善策

血流を促す

体のどこもそうですが、髪の毛も血液から栄養をもらって育っています。

重力で頭皮や血流が下がっていくことで、頭頂部の毛根の毛細血管にまで血液が届きにくくなります。

血液=栄養が少なくなる事で髪が細く毛根の働きも弱くなっていきます。

マッサージで血流を毛細血管の先まで届ける、血流を良くする成分を与える事が有効です。

運動や入浴など血液の循環を良くする事も効果的です。

ホルモン要因の改善

5@リダクターゼ、DHTを抑制する成分が有効です。

飲み薬やスカルプトリートメントで抑制出来ます。

 

組織の活性化

老化と共に下がっていく代謝の衰えを、活性化させてくれる成分を与える事が重要です。

こちらも飲み薬やスカルプトリートメントが効果的です。

頭蓋骨の歪みが、ヘアサイクルを乱し、抜け毛、細毛、薄毛につながる。

また、若くしてAGAに悩む方の、多くの特徴として、ハチが張っている、おでこが出ている、という特徴があります。

触るとわかるのですが、ハチ、おでこは皮膚や筋肉が出ているわけではなく、骨が歪み、出てきているんです。

骨が出てくるとなぜ髪の抜け毛、薄毛、細毛になるのか?

それは頭皮が骨で圧迫されるから。

圧迫されると皮膚内の毛細血管がつぶれます。

つぶれた毛細血管は血流が悪くなります。

血流が悪くなるという事は、栄養がいきづらくなり細毛に、ヘアサイクルの乱れに、とつながっていくわけです。

こんな方は要チェック

□パソコンやデスクワークの時間が長い。

□スマホをよく見る

□仕事、家事、育児などストレスを感じている

□常に考え事をしている

□常に行動している

□運動不足

□悩みやすい

□神経質である

□表情の変化が少ない

以上、チェックが多いほど、頭蓋骨が歪みやすくなります。

なぜ頭蓋骨が歪み、出てくるのか?

なぜ頭蓋骨が出てくるのか?

張ってくるのか?

その原因は重力による頭皮のたるみにあります。

地球上はたえず重力があり、頭皮、筋肉は重力により常に下へ下へ、と下げられてきます。

また仕事やパソコン、スマホなど長時間目を使うと、眼精疲労により、目やこめかみ、耳まわりの筋肉の緊張から頭皮が張り、少しずつ歪みへと繋がり、骨が出てくるのです。

常に行動していたり、考えている、悩んでいる方は、脳が疲労します。

情報処理で脳を酷使すると、体の機能が低下し、体温調節、ホルモンバランス、自律神経など、身体機能の低下から毛髪も弱くなっていきます。

重力と筋緊張から歪んだ頭皮は、徐々に頭蓋骨をも変形させ、変形した頭蓋骨が大きく出ているのです。

正面から見たときに、横に広く、ハチが張っている。

横から見たときに、眉の骨が出ている。

思い当たる方は要チェックです。

ゆがみ解消のマッサージ

マッサージで動かしたい筋肉

マッサージで動かしたい筋肉は3つ。

前頭筋、側頭筋、後頭筋です。

この3つの筋肉は血液を頭の上まで送ってくれる役割をします。

  • 前頭筋

眉の上からおでこにある筋肉で、目の疲労で固くなる。

後頭筋と帽状腱膜で繋がっているため、動きをよくすることが大切です。

  • 側頭筋

物を噛む時に動く筋肉で、ここの緊張がほぐれると頭皮が柔らかくなる。

  • 後頭筋

帽状腱膜を支える筋肉。

マッサージではなく、温めてほぐす。

  • 帽状腱膜

頭蓋骨と頭皮の間にある筋膜で、固くなると頭皮の血流が悪くなる。

前頭筋と側頭筋をほぐすことで、柔らかく出来る。

マッサージの仕方

頭蓋骨のゆがみ解消のマッサージをご紹介します。

図のように両手の手のひらを使い、押し上げるように持ち上げます。

持ち上げたまま3〜5秒キープします。

①耳の前、こめかみの側頭筋

②耳の上の側頭筋

③耳の後ろの側頭筋

の、3箇所を引き上げます。

前頭筋、側頭筋を頭皮マッサージで動かす事で、帽状腱膜までしっかり血液が届くようになり、髪の成長が保たれます。

頭蓋骨のゆがみをとるメリット

頭蓋骨のゆがみをとるメリットは、髪の成長を促して、抜け毛、薄毛の防止になるだけでなく、脳の疲労、目の疲労も、解消されます。

脳の疲労は、全身の疲労の8割を占めるといわれていますから、仕事中の気分転換や、寝る前のリラックスに効果的です。

ゆがみ続けると、、、

髪のもとになる毛母細胞は、頭皮の毛細血管から届く栄養分をもらって細胞分裂を起こしています。

頭蓋骨のゆがみ、頭皮が固くなり、頭皮の血流が低下していくと、今生えている髪に栄養が届かなくなってしまい、抜け毛につながってくる可能性があります。

また、これから生えてくる髪が細くなり、さらに寿命が短くなり、抜けやすくなる、という悪循環に陥ります。

毎日1分で出来るマッサージです。

ぜひ継続しましょう。

マッサージの時に使用すると効果的なもの

マッサージするだけでも効果的ですが、地肌に合わせたマッサージオイルを使用するとより効果的です。

こちらの記事にマッサージオイルをまとめています。

マッサージオイルを使用したい方はこたらもご覧ください。

絶対ここが重要!自宅で育毛するならヘッドスパ!

また、頭皮マッサージのグッスも充実しているので、自分でやるのは面倒だし、器具があれば継続出来るかも、という方は頭皮マッサージの器具もおすすめです。

まとめ

以上、ヘアサイクルの説明、脱毛症の種類と、原因と対策となります。

バランスの良い食事に、適度な運動と、十分な睡眠。

環境を整えても髪が変化していってしまう場合や、自分では面倒だし、継続できなそう、という方はクリニックもおすすめです。

こちらにクリニックについてまとめています。ぜひご覧ください。

AGAに悩んだら、クリニックに相談するメリット