hairloss=ヘアロスとは、髪を失うこと。大事なのはanti hairloss=アンチヘアロス。

hairloss=ヘアロスとは、直訳して髪を失うこと

男女問わず、年齢と共に髪に変化が出てきた方は、ヘアロスの可能性があります。

こちらの記事では、ヘアロスの原因と改善策をまとめています。

anti hairloss=アンチヘアロスで豊かな髪を維持したい方は、ぜひご覧ください。

hairlossとは?

hairloss=ヘアロスとは、直訳して髪を失うこと

AGA(男性型脱毛症)で髪がなくなっていったり、

女性でも抜け毛が多く、密度が少なくなり薄毛、細毛になっていく事です。

ヘアロスの言葉の意味通り、髪を失うことを指しますが、

髪質が変わりくせが出たり、

髪が細くなったり、

ボリュームが出にくくなったりすることも、ヘアロスの前兆です。

髪質から密度へと徐々に変化していきます。

密度まで変化する前に、アンチヘアロスをして豊かで健やかな髪を育てていきましょう。

hairlossの原因は?

なぜhairlossが始まってしまうのか?

hairlossにも原因があります。

hairlossの原因は、

  • 血管要因
  • 組織要因
  • ホルモン要因

と、大きく3つに分けられます。

男性も女性も同じです。

3つの比重が違うだけです。

それぞれ説明していきます。

血管要因

体のどこの器官もそうですが、髪の毛も血液から栄養をもらい育っています。

頭皮の毛細血管までしっかりと血液が届けば問題ないのですが、年齢と共に頭皮、頭頂部の血液は少なくなりがちです。

頭頂部の血液量を減らす原因に、重力筋緊張があります。

重力

地球上はたえず重力があり、頭皮、筋肉は重力により常に下へ下へ、と下げられてきます。

重力で頭皮がだんだんと落ちていくことで、ハチと言われる頭蓋骨のでっぱりに圧迫されます。

圧迫されると皮膚内の毛細血管がつぶれます。

つぶれた毛細血管は血流が悪くなります。

血流が悪くなるという事は、栄養がいきづらくなり、細毛になり、ヘアサイクルの乱れ、薄毛へとつながっていきます。

筋緊張

仕事やパソコン、スマホなど長時間にわたり目を使うと、眼精疲労により、目やこめかみ、耳まわりの筋肉の緊張から頭皮が張り、血流が悪くなります。

また、常に行動していたり、考えている、悩んでいる方は、脳が疲労します。

情報処理で脳を酷使すると、体の機能が低下し、体温調節、ホルモンバランス、自律神経など、身体機能の低下から毛髪も弱くなっていきます。

重力と筋緊張、脳疲労の影響を受けた頭皮は、血液量を減らし、髪を弱くしていきます。

こんな方は要チェック

□パソコンやデスクワークの時間が長い。

□スマホをよく見る

□仕事、家事、育児などストレスを感じている

□常に考え事をしている

□常に行動している

□運動不足

□悩みやすい

□神経質である

□表情の変化が少ない

以上、チェックが多いほど、頭頂部の血液量が少なくなりがちです。

マッサージで血流を毛細血管の先まで届ける、血流を良くする成分を与える必要があります。

血管要因の改善策

マッサージ

血管要因の改善策で効果的なものは頭皮のマッサージです。

自宅ですぐはじめられます。

マッサージで動かしたい筋肉は3つあります。

前頭筋、側頭筋、後頭筋です。

この3つの筋肉は血液を頭の上まで送ってくれる役割をします。

重力で下がり、筋疲労で凝り固まった前頭筋、側頭筋は血流が悪くなり、帽状腱膜まで血液がいきづらい状態になっています。

帽状腱膜に血液を送るために、前頭筋、側頭筋のマッサージが必要です。

前頭筋

眉の上からおでこにある筋肉で、目の疲労で固くなります。

後頭筋と帽状腱膜で繋がっているため、動きをよくすることが大切です。

側頭筋

物を噛む時に動く筋肉で、ここの緊張がほぐれると頭皮が柔らかくなります。

後頭筋

帽状腱膜を支える筋肉。

マッサージではなく、温めてほぐすのが効果的です。

帽状腱膜

頭蓋骨と頭皮の間にある筋膜で、固くなると頭皮の血流が悪くなります。

前頭筋と側頭筋をほぐすことで、柔らかく出来るので、前頭筋、側頭筋のマッサージをしましょう。

マッサージの仕方

前頭筋、側頭筋のマッサージの仕方は、図のように両手の手のひらを使い、押し上げるように持ち上げます。

持ち上げたまま3〜5秒キープします。

①耳の前、こめかみの側頭筋

②耳の上の側頭筋

③耳の後ろの側頭筋

の、3箇所を引き上げます。

前頭筋、側頭筋を頭皮マッサージで動かす事で、前頭筋、側頭筋のこりがほぐれ、帽状腱膜までしっかり血液が届くようになり、髪の成長が保たれます。

自分でするのは習慣にならなそう、、、

なんて方はスカルプマッサージ器もおすすめです。

運動や入浴など血液の循環を良くする事も大切です。

また、ヘアサロン、クリニックなど、専門家にヘッドスパを頼むのも効果的です。

育毛剤、シャンプーなど

育毛剤やシャンプーなど、肌に当たると血流を促進してくれる成分を配合しているものも効果的です。

毎日使用するシャンプーに血流促進作用があると、洗浄と血流促進と出来て一石二鳥です。

血流促進の注意点

注意点として、育毛剤やシャンプーで血流を促して髪密度を保っても、頭皮のたるみまではリフトアップしません。

頭頂部の皮膚が重力で引き下げられているところを想像してみてください。

てっぺんは、ぱつぱつに引き伸ばされますよね?

密度を保っても広がってしまい、周りより薄く見えてしまいます。

実際に服薬されて髪を保っている方も、皮膚のたるみから横の毛量が多くなります。

頭頂部の髪の生え方も寝てしまい、密度はあるのに、ボリュームが出ません。

そうなると、ヘアスタイルが限られてきたり、持ちも悪くなります。

頭皮のたるみが、毛穴を歪ませて、髪はうねりやくせが強くなり扱いにくくもなります。

また、いくら良い有効成分を飲んだり、塗布したりしても内部での循環が悪ければ吸収されにくく、効率は良くありません。

必ず頭皮マッサージはしましょう。

健康には運動!と同じく、育毛には頭皮マッサージ!です。

組織要因

組織要因では、髪が生える環境の劣化。

頭皮の糖化炎症成長因子の不足があります。

糖化とは

糖化とは、ブドウ糖がコラーゲン繊維へくっつく事で、コラーゲン繊維が硬くなり、毛球部の圧縮が起こります。

毛球部が圧縮されると血行不良になり、髪をつくる毛乳頭、毛母細胞が十分に働かなくなります。

毛乳頭、毛母細胞が十分に働かなくなる事で髪のハリコシがなくなったり、抜け落ちやすくなります。

糖化の原因

糖化の原因は、紫外線、パーマ、カラー、ストレス、食生活、日常のケアがあげられます。

糖化の改善

みかん由来のポリフェノールでビタミンPが有効です。

ビタミンPはブドウ糖がコラーゲン繊維へくっつくのを防ぎ、コラーゲン繊維が硬くなるのを抑制してくれます。

炎症とは

頭皮は適度な皮脂により、バリア機能が働き、外部からの刺激より守ってくれます。

乾燥により皮脂が少なくなってしまうと外部からの刺激に弱くなり炎症を起こします。

また、ストレスなどにより身体機能が弱まると頭皮の炎症も起こります。

地肌を見て、赤みがかっていたり、赤い点々などがあったら炎症が起きています。

炎症の原因

頭皮の乾燥

ストレス

睡眠不足

シャンプー、育毛剤など肌に当たるものが肌に合っていない

などが、あげられます。

炎症の改善

炎症を引き起こす作用を抑制する、甘草エキス(グリチルレチン酸ステアリル)が有効です。

グリチルレチン酸ステアリルは炎症を引き起こす、プロスタグランジンの作用を抑制してくれます。

成長因子の不足とは

毛乳頭内での、成長因子が不足、毛根、毛球が弱くなりヘアロスが進みます。

成長因子の不足の原因

食べ物の栄養不足、偏り

代謝が衰える

ことがあげられます。

成長因子の改善

成長因子の改善には、ATP=アデノシン三リン酸の摂取が有効です。

ATPは分解することで発生したエネルギーで細胞を動かす源になります。

ATPは頭皮では発毛のエネルギーとして活躍します。

食事として摂取した炭水化物などのでんぷんが分解されてブドウ糖となり、ブドウ糖がさらに分解されていくとATPになります。

牛乳、魚、肉、ご飯など食べ物からの栄養も大切ですが、育毛剤など肌にあたるものからも摂取できます。

また、ATPはKGF(ケラチノサイト成長因子)を増加させてくれます。

KGFを増加させることで、毛母細胞を活性化させ、発毛を促進し、成長期を延ばしてくれます。

毛根、毛球の弱化についても、ATPが加わることで、フィブロネクチンが増え、細胞の代謝が高まり成長期を延ばします。

ホルモン要因(AGA)

ホルモン要因はAGA=androgenic alopeciaの略で、男性型脱毛症のことをいいます。

髪の毛の成長が減退し、脱毛していきます。

早い方は、思春期の頃から始まります。

一般的には25歳前後から始まります。

女性でも閉経後に症状が現れたりします。

AGAの特徴は、おでこの生え際や、つむじの頭頂部の髪が弱くなり、脱毛していきます。

AGAの進行とは?

髪が柔らかくなる→

髪が細くなる→

短いままのびない→

他より密度が薄い→

うぶ毛しかない→

髪がなくつるつるで地肌が見えている、

といった具合に、徐々に見た目にわかるくらいに変化してきます。

いつまでAGAなのか?

AGAは進行性です。

始まったら髪がなくなるまで終わりません。

AGAはどう変化するの?

ハミルトン・ノーウッドの研究にあるように、 AGAの進行は分類されていて、図のように進行していきます。

Norwood O T. South Med J 1975; 68(11): 1359-1365より

図のように段々と進行し、変化していきます。

AGAかも?と思ったら、早めのケアが絶対におすすめです。

なぜなら髪の毛をつくる細胞分裂には限りがあるからです。

ヘアサイクルといって、死ぬまで生え変わる訳ではないのです。

AGAのヘアサイクル

1ヘアサイクルは男性で、3年から5年、女性で、4年から6年あります。

一生に20回ヘアサイクルを繰り返すといいます。

3年×20回でも60歳まで髪があります。

AGAが始まると、3年から5年のヘアサイクルの成長期が短くなり、細く、短いまま1ヘアサイクルを終えます。

最短で6ヶ月の記録があります。

20回のヘアサイクルを終えた毛穴からは、髪が生えてきません。

今自分の髪の毛は何ヘアサイクル目なのか?わかりません。

限りあるヘアサイクルを長く、大切にすることが最も重要です。

AGAの原因

思春期頃から、おでこ、頭頂部の毛包内に、5@リダクターゼという還元酵素が出始めます。

睾丸で作られた男性ホルモンのテストステロンが血管を通って頭頂部へ達した時、毛包内の5@リダクターゼと結合すると、ジヒドロテストロン(DHT)となります。

このジヒドロテストロン(DHT)は悪玉男性ホルモンとも呼ばれ、ヘアサイクルの成長期を短くする信号を出します。

信号を受けた毛穴は、髪を作る細胞分裂がうまく出来ず、細毛になり、短いまま伸びず、3年を待たずに抜け落ちます。

抜け落ちたあと、すぐに髪は生えてこないので、密度も薄くなります。

AGAの改善策は?

服薬

薬を飲むことで、5@リダクターゼ、DHTの働きを抑制し、毛髪の成長を促します。

フィナステリド、プロペシア、ミノキシジルタブレットが効果的です。

*女性の服用は出来ません。

育毛剤、シャンプー

ミノキシジル、アデノシン、パフィアエキスが効果的です。

*パフィアエキスは女性も対象です。

植毛

自身の後頭部の髪を、気になる部分へ植毛します。

自身の細胞なので定着率が97%と高いのが特徴です。

ヘアサイクルが終わり、完全に髪が生えてこない部分へは植毛となります。

最終手段として、髪がなくなっても、なんとかなります。

が、世の中サラリーマンはおこづかいも限られています。

ヘアサイクルが終わる前に早めにケアをしておきましょう。

anti hairlossとはヘアサイクルを整えること。

抜け毛、薄毛、 AGAを改善するanti hairlossとは、上記の3つの要因を改善し、ヘアサイクルを整えること。

ヘアサイクルを整えることで、本来あるべき髪の毛を取り戻すことといえます。

上記の3つの要因のどれか1つでもバランスが崩れるとヘアサイクルが乱れ、脱毛へと変化していきます。

ヘアサイクルとは

約10万本あると言われている髪の毛ですが、成長の仕方はそれぞれの毛穴によって違い、4つの時期に分かれています。

・成長期=髪が伸び続ける時期 
2~8年 髪の毛全体の85%
・退行期=髪が抜けるのを決める時期 
3週間 髪の毛全体の1%
・休止期=髪が抜け出し、新しい髪を作る時期
2から3ヶ月 髪の毛全体の14%

・発生期=髪が抜け、新しい毛が生え始める時期

これら4つの時期を1サイクルとして「ヘアサイクル」といいます。

いっぺんに生えては抜けて、を繰り返すのではなく、それぞれの毛穴ごとに違っているため、常に毛の量を維持しながら生え変わっています。

このヘアサイクルが正常に回っていくことが、髪の密度を保つ上で非常に重要になります。

ヘアサイクルの期間

1ヘアサイクルの期間は男女で違っていて、女性で4年~6年男性で3年~5年といわれています。

約5年で生え変わり1ヘアサイクルが終わり、2ヘアサイクルになる訳です。

ヘアサイクルの回数

ヘアサイクルの回数は決まっていて、人の一生のうち、20回~25回といわれています。

30歳の方は5年周期のヘアサイクルだった場合、7回目のヘアサイクルに突入します。

40歳の方は5年周期のヘアサイクルだった場合、9回目のヘアサイクルに突入します。

ヘアサイクルの回数は永遠ではないんです。

1ヘアサイクルが5年、

ヘアサイクルの回数を25回として計算すると、、、

5年×25回=125歳

125歳まで髪は生え変わり続けます。

逆にそんなに生きてられません。

ヘアサイクルの短い男性で計算しても、

3年×20回=60歳

還暦まで髪があります。

なのに、20代から髪の毛が、、、

年々髪の毛が弱くなっている、、、

上と横の毛の厚みが違う、、、

薄くなってきてるのかな、、、

なんて、少しづつ変化が現れますよね。

これはヘアサイクルが乱れてきているんです。

なぜヘアサイクルが乱れると髪に変化が出るのか??

ヘアサイクルが乱れると

・成長期=5年経たずに休止期に入る

・休止期=1%より増えるので髪が少なく見える

・退行期=14%より増えるので髪が少なく見える

・発生期=次の毛が出てきにくくなる、生えてきたときに細毛になっていく

といった変化が起こり、毛穴の数はちゃんとあるのに、ヘアサイクルが乱れて髪が作られないため、髪が少なく見える

という状態になってしまうんです。

10万本生える毛穴はあるのに、ヘアサイクルが乱れ、毛穴が機能しないため10万本以下しか生えないんです。

このヘアサイクルが乱れ、髪が少なくなってきている状態がヘアロスです。

まとめ

男女共に、ヘアロスは進行性です。

あれ?髪質変わった?

ボリュームが出しずらい。

密度に変化が、、、

抜け毛多いかも、、、

短い毛が伸びない、、、

なんて、変化を感じたら早めのケアが大切です。

人の印象を大きく左右する髪の毛は大切です。

人生を幸せに生きるための欠かせないものです。

アンチヘアロスで、人生も髪の毛も豊かにしていきましょう。

随時テーマ毎に記事を書いていきますので、ぜひ参考にしてください。